必ずしも「夢」を持つ必要はない。

必ずしも「夢」を持つ必要はない。

いまの社会では、

「夢を見つけよう」

「夢を持とう」

といったスローガンがそこら中で飛び交っており、

「夢を持つことは、非常に素晴らしいこと」

だと認識されてます。

 

しかし、筆者はそうは思いません。

かくいう筆者は、プロフィールで述べているように、

Moonyとは。

いくつか大きな夢を持っていますが、

それは別段素晴らしいことでも尊敬されるようなことでもなんでもありません。

 

 

夢を持つこと

「夢を持つこと」は、もちろん素敵なことです。

夢を持つことで、モチベーションが上がり、それが日々の活力になります。

夢が達成された暁には、この上ない幸福感を味わえることでしょう。

 

しかし、夢を持つことには代償も伴います。

 

夢には、タイムリミットが付き物です。

例えば、

「棋士になる」という夢だと、

20歳がリミットになります。

「プロサッカー選手になる」という夢だと、

30歳を越えるとほぼ不可能です。

「世界一周をする」という夢だと、

足腰が弱くなる歳になってしまうとかなり厳しいでしょう。

「いつかは」という夢ですら、

いつ訪れるか分からない「死」までというリミットがあります。

 

そして、リミットは多大なストレスを引き起こす原因になります。

リミットが近づいてくるにつれ、

切迫感焦燥感に駆られるのです。

明確な夢を持てば持つほど、それらは深刻になっていきます。

 

また、夢を成し遂げられなかった場合には、

無力感絶望感に襲われる可能性も大いにあります。

これまで夢に費やしてきた時間が、ほとんど水の泡になってしまうのですから。

 

さらに、夢を追うことは、

最も大切な「今」を犠牲にしてしまうこともあります。

例えば、

トレーニングをしなければならないために、

友人との集まりに行くことができなかったり、

夢の資金を貯めなければならないために、

今を楽しむための交遊や趣味に使えるお金がほとんどなかったり。

これは人生にとって大きな損失です。

 

 

それぞれの生き方

上で述べたように、

「夢を持つこと」はとても素敵なことですが、

それには多くのストレスリスクが付いて回ります。

夢に対して真剣に向き合うことは、容易なことではないのです。

 

この世界には、

夢を追う過程で生じるストレスをいとわず、

突き進んでいくことができる人たちがいます。

そして、そういった人の中から、

スポーツやビジネスなどの世界で成功する人が出てきます。

彼らは社会的地位や名誉、財力を手に入れ、声高々に叫びます。

「夢を持て」と。

 

しかし、そのようなことを望まない人も大勢います。

ただ平和に、穏やかに過ごしたい人。

日々の生活の中での人との関わりや趣味を通して、

大きな喜びを感じられる人。

「未来」よりも「今」を大切に生きる人。

こうした人たちもまた、素敵なのです。

 

したがって、

夢を持つことがすべての人にとって良いことかというと、

そういうわけではないのです。

夢を持っていないことに対して引け目を感じる必要はありません。

夢を追いかけることに生きがいを感じる人は、追うべきだし、

そうでない人は、必ずしも夢を持つ必要はないのです。

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