安く、丈夫で、簡単に造れる、地球に優しい家「アースバッグハウス」。

安く、丈夫で、簡単に造れる、地球に優しい家「アースバッグハウス」。

家の構造には、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造など、いくつか種類があります。

それらには、もちろんメリットはありますが、

大量の木材を必要としたり、地震に対して脆弱であったり、

建設コストが非常に高かったりと、様々なデメリットもあります。

 

しかし、それらの問題をすべて解決することができる未来の家があります。

それは「アースバッグハウス」と呼ばれる家です。

 

アースバッグハウスとは?

アースバッグハウス(Earth Bag House)とは、

イラン人の建築家 ナダー・カリリ氏が、

土や粘土、日干しレンガで造られる古代中東の建築様式をヒントにして考案した、

土を入れた土嚢袋を積み上げていくことで造られる家のことです。

 

現代の直線的な家とは異なり、

アースバッグハウスは曲線を基調としており、

そのため、非常に優しく可愛らしい形状をしています。

土嚢をある程度の高さまで積み上げ、その上に木造などの屋根を設置する方法や、

ドーム型にして天井まで土嚢を積み上げる方法があります。

写真:Earthbag | Kirk Nielsen

写真:牛飼い農家のジェラート&レストラン「上ノ原牧場」カドーレ

写真:パーマカルチャー安曇野

 

アースバッグハウスの製作工程は、以下の動画でご覧いただけます。

 

アースバッグハウスの優れたポイント

安く造れる

アースバッグハウスの材料は「土」です。

なので、無料でいくらでも手に入れることができます。

また、その他に必要なものは、

土嚢袋有刺鉄線(または杭)、タンパー(土を均す道具)、塗料だけなので、

通常の家と比べると遥かに安く造ることができます。

 

簡単に造れる

「セルフビルド(自分で家を建てる)」と聞くと、現実離れした話に思えます。

現代の家造りは通常業者によって行われるので、当然ですね。

ログハウスは、セルフビルドができる家ではありますが、

それでも何本もの木を伐採したり、それらを運んだり、持ち上げたりと、

業者なしで造るには相当な労力が必要です。

 

しかし、アースバッグハウスは、

1. 土を土嚢に入れる

2. 土嚢を積む

3. 土嚢を叩いて均す

この3つの工程を繰り返すだけなので、誰にでも簡単にできます。

3〜4人なら、1〜2週間で1ドームを造ることができます。

自分で簡単に家を造ることができるのです。

 

めちゃくちゃ丈夫

アースバッグハウスは安価で簡単に造れるにもかかわらず、

コンクリートの4倍の強度があります。

耐久性も非常に優れており、数百年は耐えることができると言われています。

 

また、耐震性耐火性をはじめ、断熱性防音性まで備えており、

まさに無敵の家なのです。

 

地球に優しい

アースバッグハウスは、

大量の木材や人工的に造られた素材を使わないので、地球にとても優しい家です。

そして、材料となる「土」は、

地球上のあらゆるところにほぼ無限にあるので、資源不足に陥ることはありません。

 

日本でのアースバッグハウスの取り組み

日本には、日本アースバッグ協会(JEBA)という組織があり、

アースバッグの普及活動をに精力的に行なっています。

JEBAは、その活動の一環として、

アースバッグハウスの作り方が学べるワークショップを定期的に開いています。

このワークショップにめちゃくちゃ参加したい。

 

現在、日本では、

東京、千葉、新潟、愛知、和歌山、広島、熊本にアースバッグハウスがあります。

千葉のアースバッグハウスは、なんと宿泊することもできます。

アースバッグハウスの輪がどんどん広がると良いですね。

https://www.earthbag.info/link

 

まとめ

安く、丈夫で、簡単に造れる、地球に優しい家「アースバッグハウス」

アースバッグハウスが普及していくことで、

森林伐採や砂漠化などの環境問題を解決できたり、

地震などの自然災害による被害を減少させることができるかもしれません。

アースバッグハウスは、

人類と地球が末永く共存していくために必要不可欠な循環型社会

体現することができる未来の家なのです。

 

筆者は、このアースバッグハウスを村づくりに取り入れようと思っています。

JEBAのワークショップのように、普及活動も兼ねて、

定期的にセルフビルドやアースバッグハウスに興味のある人を集め、

様々なタイプのアースバッグハウスを造っていきたいです。

将来的には、アースバッグハウスをゲストハウスコテージとして

運営していけたらと考えています。

 

地球の未来を担う家「アースバッグハウス」。

自分の手で、家を建ててみませんか?

村づくりカテゴリの最新記事