どーも。
初めてTwitterで議論チックなことになった Moony です。

こんなことホンマにあるんやな。
自己責任論
きっかけはmayu(ФωФ)さん(@tonarinomayu)のこのツイート。
田端さんにとっては結局、全てが“自己責任”になる。
他人への思いやりや想像力が皆無。非正規雇用も病気になってもいじめられても過労死しても犯罪に巻き込まれても、全て田端さんにかかると“自己責任”。
— mayu(=^ェ^=)🌺 (@tonarinomayu) November 7, 2018
このツイートを見て、ふと思いました。
「非正規雇用とか過労死って自己責任じゃね?」と。
非正規雇用・過労死なんかはもうほぼ完全に自己責任では?
社会制度とか環境を理由付けにはできるけど、結局のところそうならないようなアクションを取らなかった自分の責任。 https://t.co/djx3TRfVUv— Moony's House@日本一周中🇯🇵 (@MoonysHouse) November 7, 2018
その後のやりとりはこんな感じ。
会社・国・周りの環境。
責任はどこにでももっていけます。
もちろんですが、そんな会社が存在することが原因。
ただ、上への報告・労基へ告発・辞職など自分で起こせるアクションはいくつもあったはず。
そこで起こさず死ぬまでに至ったという点では、自己責任という部分が大きいかと。— Moony's House@日本一周中🇯🇵 (@MoonysHouse) November 8, 2018
そういった会社を撲滅すべく国がさらなる制度を整えるべきなのは間違いないですが、それがいつになるか・果たして忠実に実行されるかは不明瞭。
それならそんな会社をいますぐ辞めることがすぐにできる解決策だし、そうした認識が広がれば、そんな会社は自然と淘汰されていく。— Moony's House@日本一周中🇯🇵 (@MoonysHouse) November 8, 2018
過労死する人って、責任感が強いんですよ。
彼らを逃げやすくしてあげるのが社会。あなたや田端さんのような傲慢な人とは違うのー。https://t.co/YOqgpw9Jo7
— mayu(=^ェ^=)🌺 (@tonarinomayu) November 8, 2018
構造的な問題なんですよ。
個人が弱いからとかじゃないの。
わかるかな?https://t.co/WaShWHefiC— mayu(=^ェ^=)🌺 (@tonarinomayu) November 8, 2018
仕事で疲弊しているのなら、それはまず自分の責任
もちろんですが、そんな会社が存在していることが原因ですし、
そのような会社を厳しく取り締まれていない国にも原因があります。
ここにおいては、自分に責任はないでしょう。
ただ、そんな会社で働いていて疲弊しているのであれば、
その責任はまず「自分自身」にあると思うのです。
どういうことかというと、
「アクションを起こさない自分に責任がある」と。
シンプルな話、そんなにキツいのであればさっさと辞めてしまえば良いのです。
死ぬまで働く必要なんかこれっぽっちもない。
そして、仕事を辞めたからといって死ぬことはありません。

日本人でそういう感覚を持っている人は少ないが。
また、その仕事にやりがいを感じていて辞めたくはないのであれば、
それはそれで別のアクションがあります。
例えば、「直属の上司がロクでもない人ならそのさらに上の人に報告する」とか、
「労働基準監督署に告発して監査に来てもらう」とか。
それで改善される可能性もあるわけです。

労基は実際にはなかなか動かないと聞いたことがあるけども。
「会社の組織が腐っているからおれはキツいんだ!」
「国がちゃんと仕事をしないから私はこんな大変な思いをしているんだ!」
じゃあね、そう言ってる間に辞めてしまえよと。
他にホワイトな会社はいくらでもあるんだから。
そして、「キツければ辞めれば良い」という認識が浸透していけば、
必然的にそのようなブラックな会社は人手不足によってどんどん消滅していくと思うのです。
過労死は自己責任?国・会社の責任?
mayu(ФωФ)さん(@tonarinomayu)の
「過労死は構造の問題で、個人が弱いとかではない」という主張もよく分かります。
過労死の実態として、
「相談できる・助けてくれる人が周りにいなかった」
「過労や洗脳によって正常な判断ができなくなっていた」
「周りの空気感が辞められるような状態ではなかった」
ということがあるのも知っています。
「周りに相談できる人がいなかった」
「洗脳状態で正常な判断ができなくなっていた」
「辞められる空気じゃなかった」
分かりますよ、そういう実態があるのは。— Moony's House@日本一周中🇯🇵 (@MoonysHouse) November 9, 2018
プロフィールに書いていますが、
筆者は大学で心理学を専攻していたため、少しなりとも心理学的知見は持ち合わせています。
自殺する人は、「周りにサポートしてくれる人がいないこと」が大きな要因だというのも重々承知です。
過労死は非常にデリケートなトピックですし、
「死」という最悪の状態にまでいっていることなので、
確かに「過労死はほぼ完全に自己責任」というのはちょっと言い過ぎました。
ただやはり、早めの段階で「この会社はヤバい」ということに気付けず、
気付いたとしても何のアクションも起こさなかった自分自身にも責任はあると思います。
過労死はデリケートな問題だし、ほぼ完全に自己責任って言うのはちょっと言い過ぎたかもしれませんが、やはりそれでも自己責任という認識は必要かと。
— Moony's House@日本一周中🇯🇵 (@MoonysHouse) November 9, 2018
極端な話、「キツければ辞めれば良い」ということを教えてくれなかった教育だとか、
自立的なしつけをしてくれなかった親だとか、
辞めることを容認してくれなかった周りの人だとか、責任はどこにでも持っていくことができます。
ただ、「成人」にもなっていつまで他責で生きているんだよと。
結局のところ、自分の人生は自分しか責任が持てないんだから、
自分が行なう行為・それによる結果はすべて自分の責任なわけです。
非正規雇用・病気・犯罪に巻き込まれることも自己責任
非正規雇用はほとんど自己責任
上では過労死について述べましたが、
このツイートでは「非正規雇用・病気・いじめ・犯罪に巻き込まれること」についても言及されています。
田端さんにとっては結局、全てが“自己責任”になる。
他人への思いやりや想像力が皆無。非正規雇用も病気になってもいじめられても過労死しても犯罪に巻き込まれても、全て田端さんにかかると“自己責任”。
— mayu(=^ェ^=)🌺 (@tonarinomayu) November 7, 2018
個人的に思うのは、非正規雇用なんてのはかなりの部分で自己責任だということ。
もし正規雇用されたいのならば、それ相応の取り組みをすれば良いのです。
例えば、中・高と勉学に励み、難関大学に行けば正社員になれる確率はグッと上がるでしょう。
非正規雇用の現状に対して文句を言っている暇があれば、
資格を取るなりスキルを身に付けるなりして、少しでも正規雇用されるような努力をすれば良い。
席の数こそ決まってはいますが、
現に日本には数多くの正社員がいるわけですから、
正社員になりたいのであればそこを勝ち取るための取り組みをすれば良いだけの話です。
その席の数を増やすような制度を国が推し進めることももちろん重要ですが。

そもそも正規雇用にこだわる理由もよく分からんが。
場合によっては、病気や犯罪に巻き込まれることも自己責任
そして、病気にかかることや犯罪に巻き込まれることすらも、
ケースによっては自己責任だと考えます。
例えば、家に泥棒が入った場合。
もちろん泥棒が一番悪いに決まっています。
しかし、自分に一切の非がなかったか考える必要もあるでしょう。
・鍵を掛けていなかった
・防犯カメラや警報ブザーを設置していなかった
・死角をなくすような対策をしていなかった
これらをきちんとしていれば、泥棒に入られることはなかったかもしれません。
つまりは自己責任の部分もあるということです。
通り魔なんかであればどうしようもないですが、
自己責任という意識を強く持ち、巻き込まれないような対策をあらかじめしておけば、
犯罪に遭う確率はかなり低減できるでしょう。
また、病気であれば、
・塩分の多い食生活を送っていたら高血圧になった
・甘いものを食べ過ぎていたら肥満になった
・歯磨きを怠っていたら歯周病になった
遺伝的な病気や原因不明の病気なんかはどうしようもありませんが、
これらの例は完全に自己責任でしょう。

だからこそ日頃から意識しないとね。
すべてのことは自己責任
今回のやりとりで改めて分かったことは、
やはり「すべてのことは自己責任」だということ。
繰り返しになりますが、
自分が行なう行為・それによる結果はすべて自分の責任です。
他の誰も責任は取ってくれません。
自分の人生に対して、自分以上に誰が責任を持ってくれるのでしょうか?
素朴に疑問なのですが・・・。 https://t.co/mu2Lxe65sm— 田端信太郎 @田端大学塾長である! (@tabbata) November 7, 2018
そして、この「すべてのことは自己責任」という認識を持つことが、
改善のアクションを誘発する大きなきっかけとなります。
「いまの会社しんどい」→「辞めない自分が悪い」→「辞めよう!」
ここで、「国が悪いんだ!」「会社が悪いんだ!」と叫んでいるだけでは何も解決されません。
辞職してそんな環境から脱しようとしなかったり、
国や会社に働きかけるアクションを起こさない自分が悪いのです。
他責からは改善のためのアクションが生まれにくい。
なぜなら、責任は自分にないから。
自分は何も悪くないから。
それなら責任をすべて自分に括り付けることで、自分に起こせるアクションが見えてくるし、実際に起こしやすくなる。— Moony's House@日本一周中🇯🇵 (@MoonysHouse) November 8, 2018
ただし、ここで注意したいことは、
国・会社がそのようなスタンスを取るのは間違いだということ。
mayu(ФωФ)さん(@tonarinomayu)がおっしゃるように、
非正規雇用や過労死には社会制度などの構造的な要因も関わっています。
なので、国や会社は正規雇用を増やしたり、過労死を無くすよう改善を図らなければなりません。
しかしながら、個人の在り方としては、
「すべてのことは自己責任」という認識を強く持つべきだと思うのです。
P.S. 議論は最終的にmayu(ФωФ)さんから暴言を吐かれまくったのでやめました。