「恋愛と結婚は違うもの」
よく聞く言葉です。
筆者は、恋愛はしたことがありますが、
結婚はまだなので、
それがどういう感覚なのか、具体的にはよく分かりません。
すべての夫婦がそう感じているわけではないと思いますが、
しかし、よく聞くということは、
ほとんどの場合が実際そうなのでしょう。
そして、このことを強く痛感する出来事がありました。
プロフィールに書いているように、
https://moonys-house.com/2017/12/26/211/
筆者の両親は、筆者が11歳のときに離婚しています。
母が家から出て行った日のことは、今でも鮮明に覚えています。
そして、その日以来ずっと、
母は父と会うことを拒んでいました。
離婚の原因は完全に父にほうにあったので、当たり前ですが。
手続きや親族のことで会わなければならないとき以外、
2人が時間を共にすることはなかったと思います。
それから十数年。
筆者が小浜島で生活していた2017年の11月、ある出来事がありました。
なんと、父と母が小浜島まで2泊3日で旅行に来たのです。
来るという話を最初に聞いたとき、
なにかの冗談か、母がドタキャンするんだろうと思っていましたが、
本当に2人で来たのです。
何が起こっているのかわけが分かりませんでした。
もう気が気ではありませんでした。
というのも、
離婚する前の2人はいつも喧嘩ばかりしていたからです。
2人が一緒になると必ず喧嘩するという強迫観念が、筆者にはあったのです。
地獄の2泊3日になるだろうと。
しかし、予想に反して、
実際はまったく違ったものでした。
2人はとても仲睦まじく、まるでカップルのようだったのです。
綺麗な海を見て楽しそうにしたり、
露店で売っているネックレスを父が買ってあげたり、
2人とも教育者なので、
それぞれの教育観について熱く語り合ったり。
筆者にはとんでもなく衝撃的でした。
そして、それを見てしみじみと思いました。
「2人が結婚する前は、きっとこんな感じだったんだろうな」と。
非常に教育熱心で、共通する考えを持っていて、運動することが好きで。
とてもたくさんの接点を持っている2人。
どう考えても幸せな結婚生活を送れそうに思えます。
そんな2人が、結婚によってうまくいかなくなり、離婚してしまったのです。
なぜなのか、まだ未経験の筆者には分かりません。
しかし、「恋愛と結婚は違った」ということだけは分かります。
子どもができ、資産を共有するようになり、互いの親族と関わるようになり。
色々なことが絡み合い、
結婚は恋愛とはまるで違ったものになるのでしょう。
そう考えると、
結婚というものが恐ろしく思えてきます。
自分が結婚したとき、果たして円満な生活が送れるのかと。
まぁこんなこと言う前に、
まず彼女作れって話なんですけどね。