先日、筆者のリュックの中で大事件が起きました。
その日は天気が良かったので、友人とピクニックに行きました。
ピクニックには、弁当とミニッツメイドのリンゴジュースを持って行きました。
リンゴジュースは飲み切ることができなかったので、持ち帰ることにしたのですが、
注ぎ口が豆乳によくあるタイプのやつだったので、


これはこぼれるかもしれない。
と思い、綺麗に縦向きに入れ、リュックもあまり揺らさないようにして家路につきました。
帰宅したあと、特に何の心配もせずリュックを開けてみたところ、
なんとリンゴジュースが大量にこぼれていました。
注意を払ったにもかかわらず。
問題は、リュックがビチョビチョでリンゴ臭いということではありません。
リュックの中には、筆者愛用の一眼レフが入っており、
その一眼レフは、リンゴジュースをもろに被っていたのです。
絶望しました。
幸いなことに、一眼レフはソフトケースに入れていたため、
全体が水浸しということにはなっていませんでしたし、
筆者の一眼レフは「防塵防滴」なので、故障することはありませんでした。
しかし、それでもかなりボディーの表面が濡れていました。

水ならまだしもリンゴジュースはさすがにマズいだろ………。
と思い、すぐにボディーを念入りに拭きました。
これで事なきを得たかのように思いました。
しかし今日、一眼レフを使ってみると、
ボタンの隙間がベタベタになっており、「カチカチ感」がなくなって機敏に動かなくなっていました。
この部分。

再び絶望しました。

ゲームボーイぶりの出来事や………。
ひたすら考えて、「化粧筆」に思い至った
どうしたもんかとひたすら考えました。

水で洗えれば良いけど、
「防水」じゃなくて「防滴」だから無理だろうし。

隙間に入るほど薄い布はないし。

ティッシュは柔らかすぎて奥まで入っていかないだろうし、
ちぎれたり、カスが中に残る可能性もある。
そこで閃きました。

「化粧筆」だ!
と。
なぜ「化粧筆」なのか?
アホかと思うかもしれませんが、
「化粧筆」に思い至ったのには、ちゃんとした理由があります。
1. 先端が極めて細い
化粧筆は、無数の細い毛が束ねられて作られており、
毛の先端は極めて細くなっています。
化粧筆の毛の細さであれば、ボタンなどの狭い隙間にも難なく入ります。
2. 十分な硬さがある
化粧筆は化粧をするためのものなので、毛には程よい硬さがあります。
そのため、隙間にしっかりと入り込んで拭くことが可能です。
3. 適度な吸水性を持つ
ベタベタを除去するには、水で拭き上げなければなりません。
そのため、拭くものの素材には適度な吸水性が必要です。
化粧筆の毛は、拭き上げに適した吸水性を持っています。
早速「化粧筆」で試してみた

これは絶対に上手くいく!
確信していました。
そして、実際に試してみました。
すると、化粧筆の毛先が、
ボタンの狭い隙間にするすると入っていき、綺麗に拭くことができました。
思っていた以上にスムーズにいきました。
肝心の拭き上げ後はどうだったかというと、
見事にベタベタはなくなり、これまでの「カチカチ感」が戻ってきました。
筆者も絶望の淵から舞い戻ってきました。
この方法は、狭い隙間ならどこでも有効なので、
一眼レフだけではなく、あらゆる電子機器類に利用できます。
もし、ジュースをこぼしてボタンなどの狭い隙間がベタベタになってしまったら、
ぜひこの方法を試してみてください!
補足

そもそも何で「化粧筆」なんか持ってんの?
というガチめのツッコミが来そうなので、一応釈明しておきます。
筆者は、パソコンや一眼レフの手入れのために、「化粧筆」を持ち歩いています。
決して「ゲイ」だとか「女装するため」だとかいうわけではございません。