どーも。
自称・世界一の岡山愛を持つ男 Moony です。
みなさん、「岡山弁」を知っていますか?
あの「汚い・恐い」と定評のある方言です。
最近は、お笑い芸人「千鳥」のおかげでかなり知名度が上がってきました。
「バッテリー」「ひるね姫」といった映画でも使われています。
きっと誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。
筆者は岡山県出身で、自称・世界一の岡山愛を持つ男です。(2回目)
なので、「岡山弁」にも計り知れないほどの愛があります。

かなり関西弁じゃけど。
それほど愛している「岡山弁」を、ぜひとも多くの人に知ってもらいたい!
ということで、これから何回かに渡り「岡山弁講座」というタイトルで、
岡山県出身である筆者が「岡山弁」について詳しく解説していきたいと思います!
記念すべき第1回目の今回は、岡山弁の「汚い・恐い言葉」を中心に解説していきます!

なんで1回目が「汚い・恐い言葉」なんじゃ。
有名な文章
でぇどこぉにえぇてぇたぁでぇこぉてぇてぇてぇ
※日本語です
他県民の人は、きっとこの文章を見た瞬間に異言語だと思ったことでしょう。
これは、岡山県では知らない人がいないほど有名な岡山弁です。
地域によって文章に差はあるかもしれませんが、
岡山県民はこれをふつうに理解することができます。
それでは解説していきます!
この文章を単語で区切って整理すると、以下のようになります。
でぇどこぉ → 台所
えぇてぇたぁ → 置いておいた
でぇこぉ → 大根
てぇてぇてぇ → 炊いておいて
つまり、上の文章を標準語に直すと、
台所に置いておいた大根を炊いておいて
という意味になります。
実生活でこの文章を丸々聞くことはほぼありませんが、非常にポピュラーな岡山弁です。

「えぇてぇて=置いといて」はたまに使うかも!
岡山弁の汚い・恐い言葉
冒頭でも述べましたが、岡山弁は「汚い・恐い方言」として定評があります。
確かに、岡山県出身の筆者が周りの岡山弁を聞いていても、

綺麗な言葉じゃなぁ。(しみじみ)
と感じることはまったくないです。
やはりどこかイカツさがあります。
そんな汚い・恐い岡山弁の中でも、とりわけそのように感じられる言葉をいくつかご紹介します!
おめぇ:お前
怒ったときに使われることが多いですが、日常会話でもふつうに使われます。
特に、親しい友人に対しては頻繁に使います。
怒っているときは、これに助詞の「は」を意味する「なぁ」や「のぉ」がくっついて、
「おめぇなぁ」「おめぇのぉ」のようになります。
なんしょん:何しているの
これも日常会話で使われる言葉です。
「今日なんしょん?」は、聞かない日がないほど日常的に使われています。
ちなみに、過去形は「今日なんしょーたん?」。(どんな活用形)
「おめぇ」と合わせて用いられることが多いです。
怒っているときは、これに「なら」がくっついて「なんしょんなら」となることもあります。
おどりゃあ:おい(ガチギレ ver)
めちゃくちゃキツい言葉です。
この言葉を浴びせられたら、マジでチビるレベル。
都市部で使われることはもうないですが、田舎の恐そうなお兄さんはもしかしたら使うかも?
冗談でわざと使うことはあります。
ぶちくらわすぞ:ボコボコにするぞ
これはかなり攻撃的な言葉で、言ってしまうと一触即発状態。
なので、絶対に言わないようにしましょう!
もし言ってしまった場合は、くれぐれもぶちくらわされないように気を付けてください。
ちなみに、「ぶち」は「とても」「非常に」といった意味で、日常的に使われます。

「ぶちうめぇ!=とてもおいしい!」は、友人の口癖。
いね:死ね
厳密に言うと、この言葉は方言ではなく古語ですが、岡山では未だに使われることがあります。
昔の文化を大切にする岡山、素敵です。(こんな言葉は廃れさせろ)
あんごう:バカ
ただの悪口。
冗談で相手をディスるときによく使います。
「バカ」よりもソフトな感じが出るので、とても使いやすい言葉です。(使うな)
まとめ
「汚い・恐い方言」として名高い「岡山弁」。
今回は、そんな岡山弁の中でも特に汚い・恐い言葉をいくつかご紹介しました。
実際に見てみていかがだったでしょうか?

やっぱ汚ねぇわ。
今回ご紹介した岡山弁の汚い・恐い言葉をまとめてみると、
おめぇなんしょんなら!いね、このあんごうが!おどりゃあぶちくらわすぞ!
この一文で、おそらく岡山弁の汚い・恐い言葉は完璧です。
喧嘩をしたい方は、ぜひ岡山で使ってみましょう!