どーも。
自称・世界一の岡山愛を持つ男 Moony です。
やってきました!
みんな大好き「岡山弁講座」の時間です!
第4回目の今回は、「標準語だと思ってた岡山弁の言葉」を中心に解説していきます!
祖母がよく使う岡山弁
やっちもねぇ:しょうもない・つまらない
人や物など、何に対しても使うことができます。
おめぇやっちもねぇな! → おまえはつまらないな!
やっちもねぇ景品じゃ! → しょうもない景品だ!
筆者はおばあちゃん子なのでよく祖母と話すのですが、
しょうもない冗談を言うと、いつも「やっちもねぇ」と言われます。

おもろい冗談言うとるつもりなんじゃけどなぁ。(自惚れ)
けっこぉ :綺麗
言い方は同じですが、「かなり」を意味する「結構」とは違います。
部屋けっこぉにしとるが → 部屋を綺麗にしているね
身なりけっこぉにしといて! → 身なりを綺麗に整えておいて!
また、綺麗な人や物を見たときも使うことができます。
あら、まぁけっこぉな! → あら、なんて綺麗な!
父がよく使う岡山弁
けぇから:これから
岡山弁にありがちな伸ばすやつ。
ワケが分からないでしょうが、「これ」が「けぇ」になるんです。
けぇから行くど! → これから行くぞ!
小さい頃、サッカークラブまで送ってもらうときによく父が言っていました。

懐かしぃわぁ。
なんしょんなら!:なにをしているんだ!(怒りver)
これを言われたら一巻の終わり。
確実に怒られる+ゲンコツが待っています。
とてもやんちゃな少年だったので、よく言われていました。
この言葉を聞くと縮み上がっていた思い出があります。
おめぇはなんしょんなら!ええ加減にせぇよ!

父さんの口癖じゃったなぁ。(そんな言葉口癖にさすなよ)
ちぃたぁ:少しは
怒るときや呆れたときに使われます。
ちぃたぁ静かにしねぇ!
ゲームばぁせず、ちぃたぁ勉強しねぇ!

………なんか怒られてばっかじゃね?
ちなみに、「ちぃと」は「少し・ちょっと」という意味になります。
日常会話でよく用いられます。
ちぃとちょうでぇ → ちょっとちょうだい
標準語だと思ってた岡山弁
うったて:毛筆のとき、書き始めで力を入れるところ
文での説明だけでは分かりにくいので、図で解説します。

「うったて」とは、この赤い丸で囲ってあるところ。
筆を置いたときに、グッと押さえ込んで力強さを出す部分のことです。
これが岡山弁だと知ったときの衝撃はハンパじゃなかった。
小学校の書道の時間では、当たり前のように「うったて」を習っていたし、
先生も口を揃えて「うったてが〜うったてが〜」と言っていましたから。
むしろ、これ標準語ではどういうふうに言うんでしょう?
ぜひとも教えて欲しいです。
チャラ書き:殴り書き
チャラ書きとは、丁寧にではなく適当に書くこと。
最近、ネットでこれが岡山弁だと知って崩れ落ちました。
おそらく、「適当に」を意味する「チャラチャラ」から来たんでしょう。
意味を知らなくてもなんとなくで理解できそうな言葉です。

聞いただけで雰囲気は伝わるじゃろ?
ちゃあちゃあ:やかましく・こまごまと

たむけんじゃねぇよ?
可愛い響きですが、使われるときは可愛いどころかとてもシリアスな状況です。
ちゃあちゃあ言うな! → やいやい言うな!
ちゃあちゃあうるせんじゃ! → ごちゃごちゃうるさいんだ!
「ちゃあちゃあ」を使うとシリアス感が半減されるような気が。
しわい:しわい

いや、ちゃんと説明しろや!
ちゃんと説明したいのはやまやまなんですが、この言葉を表せる単語は標準語にマジでないんです。
「しわい」は「しわい」としか表現することができません。
文で説明するならば、「うまく噛み切れない感じ」。
基本的には、食べ物に対して使います。
この鶏肉しうぇーわ → この鶏肉は噛み切れなくて美味しくない
本来は「しわい」ですが、岡山弁特有の伸ばすやつで「しうぇー」になります。

「しうぇー」のほうが一般的!
また、人に対しても使うことができ、「ケチ」という意味になります。
若者の間では、「ノリが悪い」という意味で使われることもあります。
おめぇの彼氏しうぇーなぁ → おまえの彼氏はケチだな
まとめ
今回は、「標準語だと思ってた岡山弁」を中心にご紹介しました!
「うったて」「チャラ書き」「しわい」など、
筆者から見るとふつうでも、他県民から見ると意味の分からない言葉ばかりなんですよね。

なんか不思議じゃわぁ。
きっと、標準語だと思っている岡山弁はまだまだあるんでしょう。
「育ち」というのはいやはや恐ろしい。
発見次第、また発信していきたいと思います!