「ワーキングホリデー」の目的は色々ありますが、
その中でもおそらく過半数以上の人が目論んでいること。
それは、

ワーホリでガッポガッポ稼いだろ!
ということでしょう。
「貯金」のためにワーホリをする人はとても多いと思います。
かくいう筆者もその1人でした。
また、

ワーホリの準備で大金使っちゃったから、
それを補填するために少しでもたくさん稼ぎたい!
という方もいることでしょう。
ワーホリをする人にとって、
「一体どれくらい稼げるのか?」
というのは、非常に重要なトピックだと思います。
そこで今回は、そんな疑問を解決するために、
いま筆者が実際にもらっている「給料・チップ」について、赤裸々にお伝えします!
実際の給料・チップ
現在、筆者はカナダ・アルバータ州の小さな街「バンフ」の
ジャパニーズ・レストラン(通称:ジャパレス)で、フルタイマーとして働いています。
フルタイマーといっても、
1日の労働時間は「6時間」で、「完全週休2日制」です。
流行りの「ブラック」とは無縁の、最高の労働環境です。
給料
筆者の現在の時給は、アルバータ州の最低賃金である「13.60ドル」。
1日当たりの給料は、「13.60ドル×6時間」で「81.60ドル」。
したがって、1ヶ月の給料は「81.60ドル×22日」で「1,795ドル」ですが、
所得税が掛かるので、手取りは「約1,750ドル」になります。
チップ
給料は固定ですが、
チップはその日の売り上げによる変動があります。
少ない日は「20ドル」くらいですが、
多い日は「70ドル」ももらえることがあります。
平均すると、おそらく1日当たり「35ドル」くらいでしょうか。
したがって、1ヶ月のチップは「35ドル×22日」で「約805ドル」になります。
1ヶ月の総収入
1ヶ月の給料は「約1,750ドル」。
1ヶ月のチップは「約805ドル」。
したがって、1ヶ月の総収入は「約2,560ドル」で、
日本円にすると「約22万円」になります。
そんなに多くはないです。
ただ、1日6時間労働・完全週休2日制で「22万円」ももらえると考えると、
十分過ぎるような気もします。

もう日本で働きたくない………。
アルバータ州は時給が高い
こちらの記事で詳しく書いていますが、
https://moonys-house.com/2018/03/22/post-1294/
じつは、アルバータ州の最低賃金(時給)は他の州と比べると高いんです!
現在のアルバータ州の最低賃金は「13.60ドル」と、
バンクーバーがあるブリティッシュ・コロンビア州の「11.35ドル」よりも高くなっています。
つまり、バンクーバーよりもバンフのほうが稼げるということです。
2018年5月現在で最も最低賃金が高いのは、
トロントがあるオンタリオ州の「14.00ドル」ですが、
この10月にアルバータ州の最低賃金が「15.00ドル」に引き上げられるため、
そうなると、アルバータ州が最も最低賃金の高い州になります。
(2019年1月には、オンタリオ州の最低賃金も「15ドル」に引き上げられます)
ちなみに、消費税は他の州よりも安いです。

アルバータ州って、素敵。
どれくらい貯金できるの?
これまで筆者の給料・チップを赤裸々にお伝えしてきましたが、
一番の関心事は、
「一体どれくらい貯金できるのか?」
ということでしょう。
そこで、筆者のケースでザッと計算してみます。
家賃
いま住んでいるところの家賃は、1ヶ月で「650ドル」です。
この額は、バンフでは安くも高くもないといったところだと思います。
食費
あまり外食はしないのですが、
それでも1ヶ月に食費が「300ドル」ほど掛かっています。

まかないも付いてるのに、これは掛かりすぎでは!?
ちなみに、カナダで外食をすると最低でも「20ドル」は掛かります。
娯楽費
筆者は浪費が嫌いで、さらに出不精なので、娯楽費はあまり掛かっていません。
ビール代くらいでしょうか。
あと、たまに気になってたもの(ペニーボード)や足りないもの(夏服)を買うくらいです。
多くても、1ヶ月に「100ドル」で済みます。
雑費
雑費は、1ヶ月に「30ドル」ほどです。
トイレットペーパーやシャンプーなどを含めています。
貯金額
これらを合計してみると、
家賃 650ドル
食費 300ドル
娯楽費 100ドル
雑費 30ドル
1ヶ月の支出は「1,080ドル」になります。
1ヶ月の総収入が「約2,560ドル」なので、1ヶ月の貯金額は「約1,480ドル」。
日本円にすると、「約12万6000円」となります。

悪ない。
まとめ
「貯金」のためにワーキングホリデーをする人は多いでしょう。
しかし、

一体どれくらい貯金できるんだろう?
という疑問を抱えている方もいると思います。
そんな疑問を払拭するために、
今回は、アルバータ州のジャパレスで働いている筆者の給料・チップ、
そして、毎月の貯金額について赤裸々にお伝えしました。
まとめると、
・1日6時間労働・完全週休2日制
・1ヶ月の手取りの総収入「約22万円」
・1ヶ月の貯金額「12万6,000円」
良いか悪いかは捉え方次第ですが、個人的には十分過ぎます。
また、掛け持ちをしたり、
ローカルの時給が高いところで働けば、これ以上稼いで貯金することも可能です。
結論としては、
カナダワーホリでは、毎月10万円ほど貯金することができます!
オーストラリアのほうが遥かに稼げたけど。